前職で介護の仕事を辞めた理由 (平成29年度)
先日、公益財団法人 介護労働安定センターから平成29年度 「介護労働実態調査」の結果が公表されました 。
前職で介護の仕事を辞めた理由は以下の通りとなっております。
- 職場の人間関係に問題があったため 20.0%
- 結婚・出産・妊娠・育児のため 18.3%
- 法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に不満があったため 17.8%
- 他に良い仕事・職場があったため 16.3%
- 自分の将来の見込みが立たなかったため 15.6%
- 収入が少なかったため 15.0%
- 新しい資格を取ったから 11.5%
- 人員整理・勧奨退職・法人解散・事業不振等のため 7.2%
- 自分に向かない仕事だったため 6.0%
- 家族の介護・看護のため 4.6%
- 病気・高齢のため 4.2%
- 家族の転職・転勤、又は事業所の移転のため 3.8%
- 定年・雇用契約の満了のため 2.7%
- その他 10.7%
という結果になっております。
上位3位までの理由を見てみると、
2位の「結婚・出産・妊娠・育児のため(18.3%)」は致し方ないとしても、
1位の「職場の人間関係に問題があったため(20.0%)」や
3位の「法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に不満があったため
(17.8%)」という理由は労働者が事業所の職場環境や経営理念に不満を
抱いた結果の離職です。
これからの介護事業所の人材確保や人材定着には、賃金等の労働条件を良くすること
も大切ですが、それ以上に働き易さや仕事に対する誇りを持てるような職場にする
ことが求められているのです。
(資料)
公益財団法人 「平成29年度 介護労働実態調査結果について」
http://www.kaigo-center.or.jp/report/pdf/h29_chousa_kekka.pdf